国際環境NGO世界自然保護基金(WWF)の銀行サステナブルファイナンス評価プログラム「Sustainable Banking Assessment(SUSBA)」は1月12日、日本、韓国、ASEAN6ヶ国の合計46銀行の状況を評価した2022年度結果を発表した。SUSBAのアジア地域の評価発表は、今年で6回目。
同評価は、アジア地域の主要銀行を幅広く横比較できる特徴がある。但し中国と台湾、香港の銀行は対象外。日本の銀行では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)、みずほフィナンシャルグループ、三井住友トラスト・ホールディングス(SMTH)、りそなホールディングスの5社が対象。
評価では、「パーパス」「ポリシー」「プロセス」「人材」「商品」「ポートフォリオ」の6つの観点から査定される。ポリシーでは、エネルギーとパーム油のセクターポリシーが査定対象となった。
国別平均では、例年同様シンガポールが首位。日本の銀行は、商品でのESGインテグレーションの項目では、2019年までは8カ国中首位だったが、2020年にシンガポールに追いつかれ、そこから2位が続いている。環境・社会リスクエクスポージャーの開示でもシンガポールはさらにスコアを上げ、日本を引き離した。
環境・社会の従業員トレーニングでは、韓国、マレーシア、シンガポールがスコアを伸ばし、日本を上回っている。
日本の銀行5行の比較では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)、みずほフィナンシャルグループの3社がぼほ横並びで、そのあとに三井住友トラスト・ホールディングス(SMTH)、かなり離されてりそなホールディングスという状況。