UCCホールディングスは1月26日、直営のUCCハワイコナコーヒー農園で、GlobalG.A.P.認証を取得したと発表した。コーヒー農園でのGlobalG.A.P.認証取得は世界で2例目。日本企業では初。
UCCハワイコナコーヒー直営農園は、UCCの2番目の直営農園として1989年に設立。コナ空港から車で約30分ほどのハワイ島コナ地区フアラライ山の裾野、標高460m付近にあり、総面積約16ha。コーヒーの木が約18,000本栽培されている。1993年には「ハワイ島西地区最優秀農園」として表彰されている。
同社はすでに、スコープ3を含め、2040年までにカーボンニュートラルを目標として宣言。さらに2022年にはネイチャーポジティブの実現に向けた戦略と充填アクションを決定。2023年まで現状調査と2030年目標を定める計画を進めている。2023年以降は具体的なアクションを開始し、最終的には2040年にネイチャーポジティブの実現を目指している。
その一環として、自社ブランドに関しては、2030年までに100%サステナブルなコーヒー調達を実現することも目標として設定。今回のGlobalG.A.P.認証取得もその一環。
同社は今回、認証取得の背景には、世界的な食品の安心・安全への要望の高まりや、気候変動影響による病害虫の蔓延や生産効率の減少等コーヒー産業を取り巻く環境の変化があると説明。GlobalG.A.P.認証を取得することで、IPM戦略(総合的病虫害対策)、土壌栄養分・施肥計画管理、作物の品質管理が厳格に管理でき、歩留まり改善が期待できると語った。
【参照ページ】日本企業初!UCCハワイコナコーヒー直営農園、世界的生産工程マネジメントGlobalG.A.P.(グローバルギャップ)認証取得
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