
製鉄世界大手ルクセンブルクのアルセロール・ミタルとベルギー鉄鋼プラント用機械製造ジョン・コッカリルは6月14日、世界初となる電気分解製鉄法の量産プラントを建設する計画を発表した。2027年の生産開始を目指す。
両社はこれまで、電気分解製鉄法「Volteron」の開発プロジェクトを共同展開してきた。Volteronは、酸化鉄還元プロセスからの二酸化炭素排出がなく、低温直接電解プロセス。最近では、フランス電力(EDF)、Quantis、ミティリネオス、Tecnalia、Dynergie、Recoy、CFD Numerics、アヴェイロ大学、アテネ国立工科大学、ノルウェー科学技術大学等も参画。EUの研究・イノベーションプログラム「Horizon 2020」からの補助金も獲得していた。実証プラント・プロジェクト「SIDERWIN」では、標準的な鉄鉱石での効率性も証明済み。
今回発表のプロジェクトは、アルセロール・ミタルとジョン・コッカリルが独占的パートナーシップとして進める。第一段では鉄板を年間4万tから8万tを生産予定。技術実証後には年間生産能力を30万tから100万tまで引き上げる。電気分解製鉄法で生産された鉄板は、その後、電炉で鋼材に加工する。
電気分解製鉄法は、アルセロールミタルがカーボンニュートラル型製鉄として進める3分野の一つ。その他には、バイオエネルギーや炭素回収・貯蔵(CCS)等を活用する「スマートカーボン」と、水素還元製鉄「イノベーティブDRI」も進めている。
【参照ページ】ArcelorMittal and John Cockerill announce plans to develop world’s first industrial scale low temperature, iron electrolysis plant
【画像】ArcelorMittal
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