格付投資情報センター(R&I)は10月31日、インパクトボンドに対するセカンドオピニオンの提供を開始した。第1号として豊田合成の「サステナブル&ポジティブインパクト・ファイナンス・フレームワーク」にセカンドオピニオンを提供した。
R&Iのセカンドオピニオンでは、国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEP FI)の「ポジティブインパクト金融原則(PIF原則)」への準拠を確認する。基本的にはグリーンボンドやソーシャルボンドに対し、「ポジティブインパクト金融原則(PIF原則)」を追加的に確認していくとみられる。
豊田合成のフレームワークでは、環境フットプリントや交通死亡事故の低減、ダイバーシティ等でのインパクトKPIを設定している。またインパクト測定として、各項目の「アウトプット」「アウトカム」「インパクト」を整理しているが、アウトカムやインパクトについては定量的な定義にまで至っていないものも多い。そのため同社は、インパクトの測定が難しいものは、アウトカムやアウトプットでの測定を行うと表明している。
同社は、今回のフレームワーク策定に基づき、今後発行するグリーンボンドやソーシャルボンドを「インパクトボンド」としてもラベリングしていく考え。
【参照ページ】国内初、インパクトボンドに対するセカンドオピニオンの提供を開始
【参照ページ】サステナブル&ポジティブインパクト・ファイナンス フレームワークを策定
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