
科学的根拠に基づく環境目標策定イニシアチブScience Based Targets Network(SBTN)の「淡水ハブ」は1月19日、Alliance for Water Stewardship(AWS)と共同で、淡水における企業のウォーター・スチュワードシップと科学的根拠に基づく目標設定手法に関するガイドを発表した。
【参考】【国際】SBTN、SBTs for Natureのメソドロジー発表。まず17社が実証。2024年から全面展開(2023年5月24日)
淡水ハブは、CDPと世界自然保護基金(WWF)が主導し、パシフィック・インスティテュート、世界資源研究所、ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)で構成。Limnotech、Earth Genome、Future H2O、Quantisも各専門分野でサポートしている。
SBTNは2023年5月、自然資本で初となる陸域と淡水域の科学的根拠に基づく削減目標メソドロジー「SBTs for Nature(自然SBTs)」を発行している。同ガイドは、淡水分野の科学的根拠に基づく目標の考え方や重要性、企業の水スチュワードシップ・アクションとの関連性を概説した。
特に、水分野の既存のフレームワークとして、CDPウォーター、Alliance for Water Stewardship(AWS)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)のCEOウォーター・マンデート「Water Resilience Coalition(WRC)」が運営する「Net Positive Water Impact(NPWI)」、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の4つを俯瞰。各フレームワークは類似しており、相互運用性が高いことを示した。その上で、各4つに関するアクションを実施している企業にとって、淡水のSBTs for Natureに準拠した科学的根拠に基づく目標設定は可能とした。
【参照ページ】Corporate water stewardship and science-based targets for freshwater: new paper
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく
ログインする
※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら