
 サントリーホールディングスは4月11日、同社の山崎蒸溜所内の品質研究・技術開発用の小型蒸溜施設「パイロット・ディスティラリー」で、水素専焼での直火蒸溜実証に世界で初めて成功したと発表した。
 今回の実証では、東京ガスと燃焼設備メーカーのSRCとの技術検証を経て、蒸留設備内の燃焼設備を水素燃焼仕様に変更し、従来のコクと味わいを持つ蒸溜を実現。基本的には、水素100%での燃焼を行ったが、安全上の理由で、燃焼開始時・終了時のみ都市ガスも使用した。
 同社は今後、白州蒸溜所で実用化に向けた量産規模での技術検証を実施予定。白州蒸溜所への導入では、南アルプス白州工場および白州蒸溜所内の「やまなしモデルP2Gシステム」で生成したグリーン水素の使用を検討する。
 同社傘下のビームサントリーでは、英エネルギー安全保障・ネットゼロ省の基金「Green Distilleries Competition」からの補助を受け、グリーン水素を活用したウイスキーづくりで、英スーパークリティカル・ソリューションと協働。今回発表の山崎蒸溜所でのパイロット・ディスティラリー実証でも、英国政府からの補助金を一部使用している。
【参照ページ】“グリーンで美味なウイスキーづくり”を目指し世界初ウイスキーの水素「直火蒸溜」実証実験に成功
【画像】サントリー
    
    
	 
	
    
    
    
        
            
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