
重工業世界大手仏シュナイダーエレクトリックは6月10日、オンサイト再生可能エネルギーとスマート制御システムを統合することで、eアンモニアの生産効率と費用対効果を高めることができるとするレポートを発表した。
今回のレポートは、アンモニアを燃料とする火力発電に関してではなく、これまでも肥料や化学原料として使われてきたアンモニアを、化石燃料からの改質で生産するのではなく、水素と窒素を結合させてアンモニアを生産するeアンモニアの経済合理性について検討したもの。またレポートでは、船舶や航空機等の電化が難しい分野での燃料利用についても考慮されている。
今回の分析では、蓄電、海水の淡水化、水を電気分解してのグリーン水素生産、水素貯蓄、大気からの窒素回収、水素と窒素の電化結合を全て再生可能エネルギーで実現した場合のコストを計算。特に、系統電力だけに頼るeアンモニア生産と、オンサイト再生可能エネルギーを組み合わせたeアンモニア生産の比較に重点が置かれた。
その結果、系統電力に頼るよりも、オンサイトの太陽光発電もしくは風力発電を導入したほうが、コストメリットが大きいことがわかった。また、水素と窒素を結合するハーバー・ボッシュ法のプロセスを、100%安定稼働させるのではなく、40%の安定稼働で20%の増減柔軟性を持たせる生産方式のほうが、コストメリットが大きいこともわかった。
【参照ページ】Optimizing Renewable Energy Integration and Grid Costs for Electrified Ammonia Production
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