
英小売大手セインズベリーは7月18日、電気自動車(EV)充電に関する新たな調査結果を公表。ドライバーの51%が「ゴースト・チャージ」を行っていることが明らかとなった。
ゴースト・チャージとは、標準的な駐車スペースが空いていない際に、ドライバーが「充電しているフリ」をして駐車スペースを確保するというもの。ドライバーの3分の1以上が、同手法を頻繁に使っていると告白している。その結果、EVドライバーの88%が、マナー違反によるフラストレーションを経験。回答者の34%がプラグの占有、31%が長い待機時間等を挙げている。
その他、EV充電ステーションでの困りごとワースト10位としては、充電ステーション不足による長蛇の列(35%)、必要以上に長い時間、EVを充電したままにしておくプラグホギング(34%)、充電までの待ち時間の長さ(31%)、他のドライバーの不適切な駐車(29%)、充電ケーブルが絡まるケーブル・スパゲッティ(26%)、ゴーストチャージ(24%)、ドライバーによるEV充電プロバイダーの指示やプロセスの不遵守(22%)、ゴミのポイ捨て(20%)、隣接する充電ドライバーの世間話に付き合わされる(18%)、第三者による充電の妨害(17%)が挙がった。
調査結果を受けセインズベリーは、英国のエチケットコーチのウィリアム・ハンソン氏と協働し、EVエチケット・ガイドを策定。EVドライバーに対し、充電スタンドでのマナーの再考を促す。
【参照ページ】Plug in & Play Nice: Over half of EV drivers admit to "ghost charging" as a tactic to nab a parking space
【画像】Sainsbury’s
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