
日産自動車、本田技研工業、三菱自動車工業の3社は8月1日、2024年3月に日産自動車と本田技研工業が締結した電気自動車(EV)や車載ソフトウェアの分野での戦略的パートナーシップに、三菱自動車が新たに参画したと発表。覚書を締結した。
【参考】【日本】日産とホンダ、戦略的提携の検討開始。EVや自動運転で競争環境一変。危機感を顕に(2024年3月16日)
三菱自動車工業は、今回の参画に関し、「電動化と知能化といった技術革新によって変化が激しい今日の自動車業界において、パートナーとの協業は不可欠」と語った。
また日産自動車と本田技研工業は同日、戦略的パートナーシップの一環として、次世代ソフトウェアデファインドビークル(SDV)向けプラットフォームの領域で、基礎的要素技術の共同研究契約も締結した。
SDVでのプラットフォーム開発協業が先行する背景について、両社は今回、「自動運転やコネクティビティ、AIなど、今後クルマの価値を決定づけ、競争力の源泉となるソフトウェアの領域は、技術革新のスピードが非常に速く、両社の技術的知見や人材など、リソースの融合による相乗効果が得やすい領域」と語った。両社は今後も、協業領域をさらに拡大するための検討も継続していくという。
日産自動車は7月31日、新たな環境目標「ニッサン・グリーンプログラム 2030(NGP2030)」も発表。車両1台当たりのライフサイクル温室効果ガス排出量を2030年までに2018年比30%減、車両1台当たりの製造時の温室効果ガス排出量を同52%減、新車走行時の温室効果ガス排出量を、日本、米国、欧州、中国の4つの主要市場で同50%減、グローバルで同32.5%減を掲げた。さらに、日本、米国、欧州、中国におけるサーキュラーエコノミー型のサステナブルマテリアル比率を2030年までに40%にまで向上させることも目標に含めた。
【参照ページ】日産自動車、Hondaと三菱自動車、三社での戦略的パートナーシップ検討の覚書を締結
【参照ページ】日産自動車とHonda 次世代SDVプラットフォームの基礎的要素技術の共同研究契約を締結
【参照ページ】日産自動車、初の統合報告書と新たなサステナビリティプランを発表
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