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【アメリカ】EPA、1-ブロモプロパンの使用禁止案発表。発癌性判断

 米環境保護庁(EPA)は7月31日、有害物質規制法(TSCA)に基づき、1-ブロモプロパンの使用禁止案を発表した。45日間のパブリックコメント受付期間に入る。

 1-ブロモプロパンは、洗浄・脱脂作業、スプレー接着剤、ドライクリーニングに広く使用されている溶剤。断熱材やその他の化学物質の製造にも使用されている。1-BPの消費財には、エアゾール脱脂剤、スポットクリーナー、染み抜き剤、断熱材等がある。

 EPAは今回、1-ブロモプロパンに発癌性や、肝臓、腎臓、神経系への障害、生殖能力の低下につながる生殖系への深刻な健康被害を引き起こす可能性があると判断。消費財向けでは、断熱材を除く全て用途で使用を禁止する考え。最終規則の公表後6カ月以内に発効が開始され、15カ月以内に全面的に施行される予定。

 職場用途では、安全な代替物質が特定されたドライクリーニング、スポットクリーニング、染み抜き剤、接着剤、シーリング剤、コインクリーナー、シザークリーナー、エンジン脱脂剤、ブレーキクリーナー、冷媒洗浄剤として使用される自動車ケア製品、金型洗浄や離型剤に使用される粘着防止剤、冷媒や切削油として使用される機能性流体、美術品・工芸品・嗜好品の材料等での使用禁止。最終規則の公表後6カ月以内に発効が開始され、18カ月以内に全面的に施行される予定。禁止されない用途についても、事業者は労働者保護策を講じることになる。

【参照ページ】Biden-Harris Administration Proposes Ban on Numerous Consumer and Workplace Uses of Cancer-causing 1-Bromopropane to Protect Public Health

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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