
運送世界大手米フェデックスは9月17日、英国3拠点で主要路線トラクター170台以上に、HVO(水素化処理植物油)燃料を給油すると発表した。クラウン・オイルから2年間の調達契約を締結し、年間400万L以上のHVO燃料を確保した。
【参考】【国際】フェデックス、2040年カーボンニュートラル目標。大学との共同研究にも110億円(2021年3月6日)
HVOは、植物油や廃食油と水素を高温高圧で反応(水素化処理)させた合成燃料でバイオ燃料の一種。今回同社がHVO燃料を活用するのは、パークハウス拠点のトラクター80台、マーストン・ゲート拠点のトラクター54台、アサーストーン拠点の38台。HVOへの切替えにより、ディーゼル燃料と比較してライフサイクルでの温室効果ガス排出量を80%以上削減できる。
同社は2023年10月、ディーゼル燃料の代替燃料として100%HVO燃料の使用をトライアルで開始。英国が本格導入第1弾となる。また同3拠点では、トーイングトラクター16台に関しても、同様にHVO燃料の使用を開始する。トーイングトラクターに関しては、すでに電動式の採用を始めているが、電動化がまだ難しい地上サービス車両に関しては、ディーゼル代替としてHVO燃料が有効と伝えた。
【参照ページ】FedEx announces switch from diesel to HVO to reduce linehaul emissions in UK
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