国連食糧農業機関(FAO)は10月17日、世界食糧フォーラムの場で、世界の農業・食料システムを変革することを目的とした新たなイニシアチブ「Four Betters Courses」を発足したと発表した。FAOのナレッジを大学等の教育機関に連携する。
同イニシアチブでは、国連持続可能な開発目標(SDGs)の目標1「貧困ゼロ」、目標2「飢餓ゼロ」、目標10「格差是正」を達成するため、4つの原則「Four Betters」を掲げた。
- Better production:地方、地域、世界レベルでの効率的かつ包括的な食料・農業サプライチェーンを通じ、持続可能な消費・生産パターンを確保。気候変動や環境変化の中でレジリエントかつ持続可能な農業食糧システムを確保する。
- Better nutrition:栄養価の高い食品の普及や健康的な食生活へのアクセス増加等を通じ、あらゆる形態の影響改善を実現し、飢餓を撲滅する
- Better environment:より効率的かつ包括的な持続可能な農業・食料システムを通じ、陸上及び海洋の生態系の保護・回復や持続可能な利用を促進し、気候変動と戦う。
- Better life:あらゆる不平等を是正することで、包括的な経済成長を実現する
FAOは今後、次世代のリーダーに伝えるため、FAOのリソースを大学のカリキュラムに組み入れていく。具体的には、同機関のEラーニング講座「FAO e-Learning Academy」を活用しリソースを提供していく。
【参照ページ】FAO launches new Four Betters Courses initiative
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