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【日本】パナソニックHD、シーベジタブルと共同実証。オフィスのウェルビーイング支援も

 パナソニックホールディングスと海藻養殖スタートアップのシーベジタブルは11月15日、海藻養殖を通じた海の生物多様性の保全・回復に加え、食料問題、健康維持、温室効果ガス削減等の解決に向けた共同実証契約を締結したと発表した。

 今回の実証では、ジーベジタブルが保有する養殖施設で、パナソニックホールディングスが保有するロボット技術・IoT技術の適用可能性と海藻養殖の生産効率向上の可能性を検討。さらにパナソニックホールディングスの従業員を対象に、養殖海藻等の特性を活用した受容性・行動変容の調査・分析を行う。またネイチャーポジティブに対する意識向上や起業家マインドの意識変革を図るための人材交流も実施予定。実証期間は1年間。

 またパナソニックホールディングス傘下のパナソニックは11月7日、ウェルビーイングなオフィスづくりを支援する「オフィス診断レポートサービス」を強化すると発表した。

 Well-Beingの向上が求められ、また近年のオフィス回帰により従業員の働く環境の重要性が高まる一方、オフィス改修や移転において改善方法や指標がわからないという企業課題に着目。同社は2020年に空気質や人口密度の可視化等によりウェルネス環境を提供するオフィス「worXlab(ワークスラボ)」を開設した。2022年からはWELL認証取得を支援するコンサルティング事業も開始。同社は、国内唯一のIWBI公認の居住者アンケートの認定調査機関としてオフィスの傾向や課題に関するデータを取得し、Well-Beingな空間づくりの知見を蓄積してきた。

 今回強化するサービスでは、ウェルビーイングに関するアンケート(主観データ)と環境センシング(客観データ)からオフィスの現状を可視化・分析。WELL認証の考え方を取り入れた改善アイディアと実現手段を、建物の形状を3Dモデル化する「BIM」を活用した3Dレイアウトイメージに反映させ約2ヵ月で提供する。

 2025年には、BIM活用を促進し、ウェルビーイングな環境をアンケート項目に基づきスコア化することで、オフィス改修前後の効果の可視化や蓄積データの平均値との比較が可能にする。

【参照ページ】パナソニックHDとシーベジタブル、海藻養殖を通じた社会課題の解決に向けた可能性を検討する共同実証契約を締結 【参照ページ】Well-Beingなオフィスづくりを継続的にサポートする「オフィス診断レポートサービス」を強化

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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