欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長が率いる2期目の欧州委員会が12月1日に発足。11月27日に実施した欧州議会本会議での施政方針演説では、2024年から2029年までの優先事項と抱負が発表された。
ライエン委員長は、今回の演説の中で、欧州の自由と民主主義のための永遠の闘争と犠牲から話を始め、欧州の暗い過去の体験を踏まえ、自由との戦いを続けていかなければならないと、EUの意義をあらためて伝えた。この点は、ウクライナ戦争でのロシアとの戦いや、極右勢力が台頭する中で、自由の意義を強調したともいえる。その流れで、「欧州議会の民主的な親欧州勢力全てと協力していく」と述べる同時に、自身の中道としての立場を強調した。
また、自由と主権を守るためには、これまで以上に経済力が重要になると伝えた。ライエン欧州委員長は、経済力強化のため、マリオ・ドラギ元欧州中央銀行(ECB)総裁に報告書作成を依頼し、9月に…
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