
電子機器業界サステナビリティ推進機関RBA(責任ある企業同盟)は12月4日、電子機器業界のサーキュラーエコノミー化を実現するための現状評価分析を行った提言レポート「サーキューラー・マテリアル・ランドスケープ・アセスメント」を約3年半ぶり改訂した。RBAは2021年に初版を発行している。
【参考】【国際】RBA、電子機器のサーキュラーエコノミー化で3つの重要論点提示。検討の動き(2021年3月28日)
2021年の前回レポートでは、同業界のサーキュラーエコノミー化を進める重要テーマとして、「データの標準化」「サプライチェーン設計」「外部保証の増加」の3点を挙げていた。
今回のレポートでは、RBAはあらためて会員企業に対し調査を実施。さらに、電子廃棄物(E-waste)の発生、収集、リサイクルに関する最新のインサイトや、EUバッテリー規制等の新たな法的要件、RBAのサーキュラー・マテリアル戦略に基づくプログラムから得られた知見も踏まえた内容に修正された。
また、冒頭で示していた電子廃棄物の統計データをアップデート。「2024 Global E-Waste Monitor」のデータを引用し、2022年の世界の電子廃棄物は過去最高の620億kgとなり、電子廃棄物の発生量の増加は、公式なリサイクルの増加の約5倍になっていると伝えた。
【参照ページ】Circular Materials Landscape Assessment 2024
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