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【国際】RBA、電子機器のサーキュラーエコノミー化で3つの重要論点提示。検討の動き

 電子機器業界サステナビリティ推進機関RBA(責任ある企業同盟)は3月、電子機器業界のサーキュラーエコノミー化を実現するための現状評価分析を行ったレポートを発表した。RBAとしてサーキュラーエコノミー化に向けたイニシアチブの狼煙を上げた。

 RBAは今回、世界では、電気・電子機器の世界需要が近年急激に増加しており、消費量は毎年250万t増加していると指摘。これにより、膨大な量の電子廃棄物(e-waste)が発生しており、2019年には推定5,360万tが排出されたと表明した。そのうち17.4%のみが収集およびリサイクルされているという。

 そのため、重要な原材料の確保をめぐる競争が激化しており、今後電子機器のサーキュラーエコノミー化が不可欠との見方を示した。実現に向けては、電子機器のバリューチェーン全体にわたるデータ標準化のための新たなコラボレーション、ツール、テクノロジー、方法が必要になると検討課題を整理した。

 今回のレポートでは、重要テーマとして、データの標準化、サプライチェーン設計、外部保証の増加の3点を挙げた。

 またRBAは3月15日、電子機器のグローバル・サプライチェーンの課題対応で、オランダNGOのElectronics Watchとのパートナーシップも発表した。

【参照ページ】Circular Materials Landscape Assessment
【参照ページ】RBA and Electronics Watch Sign Terms of Engagement

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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