Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
【2026年2月末まで】有料記事体験キャンペーンを実施中!詳細はこちら。

【アメリカ】マクドナルド、ダイバーシティ方針一部終了。インクルージョン・コミットは継続

 ファーストフード世界大手米マクドナルドは1月6日、2021年に開始した同社のダイバーシティ・プログラムの一部を終了すると発表した。理由として、米連邦最高裁判所の判決を挙げた。

【参考】【人権】ハーバード大、アファーマティブ・アクション違憲判決。企業への影響は(2023年7月9日)

 同社は2021年、従業員によるセクハラ訴訟が相次いだことに加え、フランチャイズの元オーナーであるアフリカ系グループによる差別を主張する訴訟を受け、包括的なダイバーシティ・プログラムを開始していた。同社は今回、2021年に発表した目標のうち、社内の全階層における男女平等賃金はすでに達成済みと説明。サプライヤーの総支出額の25%を多様な経営者が経営する企業に支払う目標も2025年年内に達成する見込みという。

 今回の発表によると、経営層や人材採用でのダイバーシティ数値目標を廃止。さらにDEI関連の外部調査への参加も中止する。同社の米国法人の経営陣は、ジェンダーや人種でのマイノリティ比率が30%となり、2021年の29%からわずかに増加。同社は2025年末までに35%を達成する目標を掲げていた。

 また、サプライヤーに対して実施してきた「ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)プレッジ」も終了。ビジネス・パフォーマンスに関連するインクルージョンについて、サプライヤーとより統合的な話し合うスタイルに転換する。

 同社の「ダイバーシティ・チーム」は、「グローバル・インクルージョン・チーム」へと名称を変更。同社のホームページの「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」ページもすでに、「Our Commitment to Inclusion」に変更されている。

 同社は今回、「『インクルージョン』はマクドナルドのコア・バリューのひとつであり、2024年には、あらゆる立場の何億人ものお客様と200万人のクルーに『門戸を開きました』。ゴールデンアーチの下では誰もが歓迎され、この幅広い魅力がマクドナルドが世界で最も愛されるブランドのひとつである理由です。私たちはマクドナルドの企業文化を誇りに思っており、私たちの価値観を実践してくれている皆さんに感謝したいと思います」と表現。インクルージョンへのコミットメントは継続すると伝えた。

 今回の発表の前には、米国の反DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)活動家ロビー・スターバック氏は1月3日、マクドナルドをターゲットとした「ウォーク(反DEI)」方針記事を書くと宣言していた。同氏は今回の決定を歓迎しつつも、新たに衣替えした「グローバル・インクルージョン・チーム」は不要と語っている。

 同社が今回「DEI」を「インクルージョン」に表現変更した真意はまだよくわかっていない。一方、「ダイバーシティ」という表現が攻撃を受ける中、「インクルージョン」に看板を変えることで、方針を概ね維持しつつ、不要な攻撃を避けようという意思もうかがえる。これは、金融機関で「ESG」を「サステナビリティ」に言い換える動きと類似しているともいえる。

【参照ページ】Our Commitment to Inclusion at McDonald’s 【参照ページ】X

今なら無料会員にご登録いただくだけで、
有料記事の「閲覧チケット」を毎月1枚プレゼント。
登録後、すぐにご希望の有料記事の閲覧が可能です。

※ 閲覧チケットは翌月への繰り越しはできません。

無料登録してチケットを受け取る
または

有料会員プランで
企業内の情報収集を効率化

  • 2000本近い最新有料記事が読み放題
  • 有料会員継続率98%の高い満足度
  • 有料会員の役職者比率46%
有料会員プランに登録する
author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。