花王と、キリンホールディングス傘下のキリンビバレッジは1月22日、2025年2月から両社の物流拠点間の輸送での協働を開始すると発表した。輸送工程などの確認を経て、段階的に配送量を増やしていく。
花王は現在、国内に10カ所ある生産工場から物流拠点への輸送と、小売店への配送を自社で実施。最適な輸送手段の設計で、ロジスティクスの最適化を行っているが、業界を越えたパートナーとの共創を模索している。
今回の協働では、花王が保有する神奈川県・川崎物流センターから長野県・更埴物流センターへの輸送と、キリンビバレッジ子会社の信州ビバレッジが保有する長野工場からキリンビバレッジの神奈川県・川崎物流センターへの輸送で、双方の帰路の空車区間を組み合わせたルートを活用。従来の輸送ルートを接続し、空車となっていた戻り便のトラックを活用することで、トラックの輸送効率化と温室効果ガス排出量削減を進める。
今回の施策では、輸送トラック台数を年間延べ300台以上削減温室効果ガス排出量を約15%削減できる見込み。両社は今後、輸送効率化と温室効果ガス排出量の削減を進め、共同輸送区間の拡充を検討していく。
【参照ページ】花王とキリンビバレッジ、拠点間輸送の協業を開始
【画像】花王
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