
世界銀行グループの国際金融公社(IFC)は2月6日、インドネシア不動産大手に対し、インドネシア向け初のサステナビリティ・リンク・ローンを提供すると発表した。温室効果ガスの削減と連動させる。
今回、同融資の提供を受けるのは、ニルヴァナ・ワストゥ・プラタマ(NWP)。同社は、米プライベートエクイティ大手Warburg Pincusと、インドネシア不動産開発大手シティ・リテール・デベロップメンツが2015年に合弁で設立。現在、インドネシア全土で、商業施設(小売施設や物流施設)36件所有。さらに開発中が17件ある。53件全体の総床面積は124万m2。
また、日本の物流サービス大手CREは、連結子会社CRE Asiaを通じ、NWP及びインドネシア不動産に詳しいBonny Setiawan氏との間で、インドネシア大型物流不動産投資の合弁会社セラ・マネジメント・ロジスティクスも設立している。CREは現在、三井住友ファイナンス&リース傘下のSMFLみらいパートナーズが、CRE発行株式の50.1%取得を目指し、株式公開買付(TOB)を実施中。
今回の融資額は、シンガポールのオーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC;華僑銀行)傘下のインドネシア銀行大手Bank OCBC NISPとともに、5,300万米ドル(約80億円)。期間は11年。資金使途は、すでに稼働している商業施設のリファイナンス。SPT(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット)は2つ。まず、稼働開始後3年以上経過した資産を対象に、2030年までに温室効果ガス排出量を総量で2019年比42%減。次に、新築プロジェクトまたは大規模改修中のプロジェクトを対象に、IFCのグリーンビルディング認証「EDGE Advanced」を取得する。
NWPは、インドネシアでEDGE認証の導入をいち早く進めており、2017年以降、11物件でEDGE認証を取得。2027年までに6物件で追加認証取得が予定されている。
【参照ページ】IFC’s First Sustainability-Linked Loan in Indonesia to Decarbonize Retail Properties and Support Green Building Development
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