
化学世界大手蘭ライオンデルバセルは4月10日、中国大連市の自動車向け高性能材料の製造拠点を2025年中に100%再生可能エネルギーで稼働させると発表した。2025年の成果をみて、2026年以降の電力調達を判断する。
同社は2021年9月、2050年カーボンニュートラル目標を宣言。2022年12月には、2030年の温室効果ガス排出量スコープ1、2の削減目標を2020年比で30%から42%への引き上げ、スコープ3の削減目標を30%に設定することを発表した。2030年までに再生可能エネルギー調達割合を50%以上にする目標も掲げている。
今回の発表は、同社のアジア製造拠点で初のアクションとなる。これにより、同工場における温室効果ガス排出量を、2025年までに約5,000t削減できる見込み。再生可能エネルギーの調達では、中国のグリーン電力取引プログラムを活用する。
中国政府は2021年9月、グリーン電力取引プログラムを開始。国立再生可能エネルギー開発センターが運営するグリーン電力証書(GEC)プラットフォームを通じ、再生可能エネルギーの売買が可能。開始当初は中央集中型陸上風力発電と太陽光発電のみが対象だったが、現在では水力発電、バイオマス発電、地熱発電等も対象となっている。
中国には、電気事業者に対して一定以上の再生可能エネルギーの利用を義務付けるRPS制度がある。そのため、再生可能エネルギー電力を購入した電気小売業者と、GECを購入した消費者による環境価値の二重主張が発生することが課題。電気小売業者に契約上の措置で小売業者に環境価値を放棄させるか、直接卸売市場に参加する等の実施で、RE100要件も満たすことができる。
【参照ページ】LYB Dalian Site Operates Fully on 100% Renewable Electricity
【参照ページ】LyondellBasell increases greenhouse gas emissions reduction targets, includes scope 3
【参照ページ】LyondellBasell Announces Goal of Achieving Net Zero Emissions by 2050
【画像】ライオンデルバセル
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