
デンマーク再生可能エネルギー大手ヨーロピアン・エナジーは5月13日、三井物産と共同運営する世界初のカッソーeメタノール量産工場が稼働を開始したと発表した。
同工場は、ヨーロピアン・エナジーが開発し、同社傘下のカッソ・ミッドコ小会社ソーラーパーク・カッソが所有。ソーラーパーク・カッソに対し2023年7月に三井物産が株式49%を取得することで合意し、共同運営を開始した。三井物産は長期的な開発と運営を支援するための戦略的専門知識とグローバルなネットワークを提供している。また、ヨーロピアン・エナジーには、三菱HCキャピタルも20%出資している。
同施設では、eメタノールをグリーン水素と生物由来の二酸化炭素から製造。化石燃料由来のメタノールと比較し、温室効果ガス排出量を最大97%削減することができる。隣接する北欧最大級のカッソー・ソーラーパーク(設備容量304MW)から電力を調達することで、100%再生可能エネルギーで稼働しグリーン水素を製造している。二酸化炭素を得るための炭素回収・利用(CCU)設備も統合済み。生産能力は年間4.2万t。
製造されたeメタノールは、温室効果ガスの削減難易度が高いセクターで活用され、海運世界大手デンマークのA.P.モラー・マースク、玩具世界大手デンマークのレゴ・グループ、デンマーク医薬品大手ノボノルディスク等へ提供する。
A.P.モラー・マースクは、2023年9月に製造された世界初のメタノールで稼働可能なコンテナ船「Laura Maersk」の燃料として使用予定。レゴやノボノルディスクでは、プラスチック等の産業プロセスにおける化石燃料由来メタノールの代替としても使用される。
【参照ページ】Kassø e-methanol facility officially inaugurated
【参照ページ】デンマークにおける世界初のe-メタノール製造・販売事業への出資参画
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