
関西電力、川崎重工業、BIPROGYは8月19日、兵庫県姫路市の姫路第二発電所(ガス火力発電所)の水素混焼に関し、水素製造から電力供給までの一連のプロセスにおける温室効果ガス排出量を算定の上、水素をトラッキング(追跡・記録)し、環境価値を管理する実証を開始すると発表した。
関西電力は4月、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/大規模水素サプライチェーンの構築プロジェクト」に「既設火力発電所を活用した水素混焼/専焼発電実証」として採択されたプロジェクトで、水素混焼の実証を開始。混焼率は30%。
今回の実証では、姫路第二発電所エリア内で製造した低炭素水素に加え、福井県で製造された原子力由来の低炭素水素や、山梨県で製造されたグリーン水素に対して、個別に30分単位で、温室効果ガス排出量の算定と水素のトラッキングを実施する。その上で、水素混焼によって発電された電力が、低炭素水素やグリーン水素由来であることの識別が可能であるかを検証する。
また、トラッキング方法についても、第三者認証機関DNVの支援を受け、国際規格に則った方法であることを検証する。DNVビジネス・アシュアランス・ジャパンはすでに2月、川崎重工業からの依頼に基づき、「水素プラットフォーム」を用いた温室効果ガス排出量の算定方法が、国際規格ISO/TS 19870:2023と整合しているかを独立第三者機関として検証し、改善に向けたフィードバックを提供している。
(出所)関西電力
【参照ページ】水素混焼発電における環境価値管理に関する実証開始
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