
ダイキン工業と伊藤忠商事は7月9日、業務用空調機における資源循環の高度化と再生材の水平利用拡大を目的に、包括的業務提携契約を締結したと発表した。サーキュラーエコノミーを進める。
【参考】【日本】ダイキンら4社、業務用エアコンのレアアース磁石リサイクルで協創。AIとロボット活用(2026年4月26日)
空調機のような複雑な製品においても、使用済み機器の資源を再び同製品に活用する水平リサイクルの重要性が高まっている。しかし、再生材を製品に安定的に適用するためには、品質評価やトレーサビリティを含めたサプライチェーン全体での管理が欠かせず、単独の企業で一貫した仕組みを構築することが大きな課題となっている。
今回の発表では、再資源化事業等高度化法(類型①)の枠組みを活用し、製品の回収から再資材化、製品適用までを一体的に管理する持続可能なサプライチェーンの構築を目指す。具体的には、両社で回収、解体、選別、冷媒回収、品質評価、再資材化、製品化までの全工程を一貫管理する。鉄、銅、アルミ、レアアース等の金属やプラスチック、電子部品、フロン類等、多様な再利用素材を対象として順次拡大していく方針。
同スキームにおける役割分担として、ダイキングループは再生材の性能評価や受入基準の作成といった品質保証及び工程設計、回収ルートの共有、調達・サプライチェーン、製品開発・販売等を担う。伊藤忠商事グループは、再資源化事業等高度化法(類型①)の認定取得に向けた申請支援、廃棄物回収・輸送に関する物流網やトレーサビリティ体制の構築等を担う。
両社は今後、まずは国内市場において水平リサイクル事業の実装と法認定取得を進め、品質や規制要件を順守しながら段階的に全国展開を進めていく予定。
【参照ページ】伊藤忠商事と業務用空調機の水平リサイクル事業で包括的業務提携を締結
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