
英エネルギー安全保障・ネットゼロ省は7月22日、二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)プロジェクト向けの新たな契約制度「移行期アクセス契約(TAA)」の詳細案を発表した。英国政府は、政府支援に大きく依存するCCUS市場から、民間主導で自立的に成長する市場への移行を目指す。
同省は2024年12月、大型の炭素回収・利用・貯留(CCUS)プロジェクト「イースト・コースト・クラスター」について、ネットゼロ・ディーズサイド・パワー(NZTパワー)、H2ティーズサイド、ティーズサイド水素CO2回収の3つのプログラムで構成されるティーズサイド工業地帯でのプロジェクトへの最終投資を決定。2027年頃の商業運転開始を目指すとしていたが、現在は2028年の稼働開始が予定されている。
そのうち、ネットゼロ・ティーサイド・パワー(NZTパワー)は、英国初の炭素回収・貯留(CCS)付きCCGT(ガスタービン・コンバインド・サイクル発電)で、設備容量は742MW。年間で二酸化炭素200万tを回収する予定。同プロジェクトの出資構成は、bpが75%、エクイノールが25%。建設は、テクニップ・エナジーズとGEヴェルノバのコンソーシアムが受注している。NZTパワーは、NZTパワーで回収した二酸化炭素をパイプラインで145km先の海底に送り貯留する「Northern Endurance Partnership(NEP)」が付随しており、NEPには、bpが45%、エクイノールが45%、トタルエナジーズが10%を出資している。
【参考】【イギリス】BP、英国最大のブルー水素生産工場建設へ。ティーズサイド工業地域に水素供給(2021年3月27日)
【参考】【イギリス】政府、2030年までに電力需要100%をクリーン電源に転換。再エネ、原子力、CCUS(2024年12月17日)
同省は2026年3月、「イースト・コースト・クラスター」に関し、…
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