
持続可能な農業促進の国際イニシアチブ「SAIプラットフォーム」は9月24日、同団体が運営する持続可能な農業認証向け基準「Farm Sustainability Assessment(FSA)」とリジェネラティブ農業認証向け基準「Regenerating Together(RT)Framework」について、EUのグリーン移行のための消費者エンパワーメント指令(EmpCo指令)の要件を踏まえた包括的なレビューを実施し、双方が関連要件に完全に整合していることを確認したと発表。グリーンウォッシュへの懸念を払拭した。
【参考】【環境】カーボンクレジット主張はグリーンウォッシュなのか? 〜EmpCo指令、英ASA等の判断基準〜(2026年8月5日)
SAIプラットフォームは今回、サステナビリティ専門企業Nouterraに委託し、RT FrameworkとFSAについて、EmpCo指令及びEUの関連規制動向に照らしたギャップ分析を実施。レビューの結果、RT Frameworkは、EmpCo指令が認証スキームに求める主要な特性に完全に整合していることを確認した。
具体的には、要件の一般公開、ステークホルダー・エンゲージメント、不適合への対応手続、独立第三者検証等を整備していることが確認された。FSAについても、FSAプログラムに参加する検証機関の要件を改訂したことで完全に整合したと。改訂後は、検証機関への新規申請者に対し、ISO/IEC 17065認定の取得を即時に義務付ける。
同時にSAIプラットフォームは、FSAとRT Frameworkの双方について、サステナビリティ主張に関するガイダンス文書を更新。加えて、新たに「SAI Platform Claims Withdrawal Policy」を導入し、主張内容の承認、使用、訂正、撤回に関する手続を明確化した。サステナビリティに関する情報発信では、正確性、根拠、透明性を確保し、各プログラムの要件と整合させることを原則としている。
同イニシアチブは、FSAとRT Frameworkに関連する主張は環境コミュニケーションの根拠を支えることができる一方、個々の企業が公表する具体的な主張内容については、各企業が適用されるEU及び各国法への適合を確保する責任を負うと強調。環境主張への規制上の精査が強まる中、信頼性、透明性、責任あるサステナビリティ情報発信への取り組みを継続する。
【参照ページ】Strengthening credible sustainability claims in a changing regulatory landscape
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