
三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)傘下の三井住友銀行(SMBC)とSMBC日興証券は9月25日、国際グリーンボンド基準策定NGO気候債券イニシアチブ(CBI)との間で、気候変動適応・レジリエンス分野での協力に関する覚書を締結したと発表した。
CBIは2025年8月、気候変動適応・レジリエンスを対象とした気候債券基準(CBS)を策定。同10月に東京都のレジリエンスボンドが世界第1号の認証適用を取得している。
【参考】【国際】CBI、気候変動適応・レジリエンス基準策定に向け枠組み提示。パブコメ募集(2025年6月2日)
【参考】【日本】東京都、世界初「レジリエンスボンド」3億ユーロ発行。金利2.65%(2025年11月8日)
今回の覚書では、まず、日本と海外の双方で、気候変動への適応・レジリエンスに資する事業への資金供給促進と、関連する金融市場の健全かつ信頼性の高い持続的な発展の支援のテーマで意見交換を行うとともに、具体的な取組の可能性を検討する。また、気候変動適応・レジリエンスに関する国内外の原則、基準、タクソノミー、認証制度、評価手法、インパクトの測定方法及びレポーティング実務等について、情報、知見および専門性を共有し、意見交換する。
また、三井住友銀行は、3月に策定し、8月に改訂したサステナブルファイナンス・フレームワークに対し、CBIの気候変動適応・レジリエンスCBSとの整合性を確認する意見書をCBIから取得したことも表明した。整合性確認の取得は日本初。
同フレームワークでは、以下の分野を気候変動適応分野の資金使途として定めている。
- 気候変動による異常気象等の被害を最小化するための施策
- 河川改修事業
- 土砂災害防止施設の整備
- 海岸保全施設等の整備
- 施設及び設備の浸水対策
- 非常用電源の設置
- ヒートポンプや高効率空調等の冷却システムの導入
- レジリエンス向上に資する交通インフラの建設・更新
- 気候変動に対応する作物品種の技術開発や導入
- 気候観測や監視、早期警戒システムに関する事業や気候変動への適応に資する ICT ソリューションを提供する事業
三井住友銀行とSMBC日興証券は今回、気候変動に伴う豪雨、洪水、旱魃、猛暑、海面上昇等の物理的リスクが顕在化する中、温室効果ガス排出量の削減に向けた「緩和」に加え、気候変動の影響を軽減する「適応」を推進し、社会・経済システムの持続可能性と「レジリエンス」を高めることの重要性が一層高まってるとの認識を示した。
【参照ページ】Climate Bonds Initiative との適応・レジリエンス分野における覚書締結および「SMBC サステナブルファイナンスフレームワーク」に関する整合性意見書の取得について
無料会員に登録すると、
有料記事の「閲覧チケット」を毎月1枚プレゼント。
登録後、すぐにご希望の有料記事の閲覧が可能です。
無料登録してチケットを受け取る
【無料会員向け】有料記事の閲覧チケットの詳細はこちら
または
有料会員プランで
企業内の情報収集を効率化
- 2000本近い最新有料記事が読み放題
- 有料会員継続率98%の高い満足度
- 有料会員の役職者比率46%
有料会員プランに登録する