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【日本】味の素、糖原料でのアミノ酸系界面活性剤製法開発に成功。化石燃料・パーム油不使用

【日本】味の素、糖原料でのアミノ酸系界面活性剤製法開発に成功。化石燃料・パーム油不使用 3

 味の素は3月30日、糖のみを原料とする発酵技術を用いたアミノ酸系界面活性剤の製法を新たに開発したと発表した。石油由来原料及びパーム油不使用での生産を可能にした。同技術は特許出願中。

 同社が今回の技術を開発した背景には、サステナビリティの観点から化粧品や洗剤の原料の見直し圧力が高まっていることがある。従来のアミノ酸系界面活性剤では、パーム油由来の脂肪酸が原料だが、パーム油を巡っては、生産拡大に伴う熱帯雨林の減少、温室効果ガス排出量の増加、農園労働者の人権問題等、環境・社会両面での課題が国際的に指摘されてきた。また、生産地が緯度10度以内の温暖多雨地域に限られるという供給面の制約も生じていた。

 一方、微生物を活用したバイオ界面活性剤は、天然由来で生分解性が高く、環境負荷が低い素材として注目されている。同社も世界のバイオ界面活性剤市場について、2021年から2030年にかけて年率13%で成長すると見通している。但し、従来のバイオ界面活性剤は、泡立ちの弱さ、着色、臭い残りといった課題があり、化粧品用途での活用拡大を難しくしていた。

 そこで同社は今回、「バイオアシルグルタミン酸」と呼ばれるアミノ酸系界面活性剤の一種を製造する技術を確立。色やにおいの問題を解消し、高い泡立ちを実現した。世界各地で安定調達が可能な糖のみを原料とすることで、消費地近くで生産が可能となり、輸送に伴う温室効果ガス排出量の削減にも繋がる。

 同社は現在、量産化・商用化を見据えた実証を進めており、用途面では、シャンプーや洗顔料等、幅広い化粧品分野での展開を想定している。また化粧品業界への同技術の紹介も並行し、2026年中には、顧客による評価を目的とした試作品サンプルの出荷を開始予定。

【日本】味の素、糖原料でのアミノ酸系界面活性剤製法開発に成功。化石燃料・パーム油不使用 4

【参照ページ】味の素㈱、パーム油フリー・アミノ酸系バイオ界面活性剤の新製法を開発 【画像】味の素

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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