インパクト投資推進の国際イニシアチブGlobal Impact Investing Network(GIIN)は4月24日、森林分野のインパクト投資を拡大するための報告書を発表した。
今回の報告書は、GIINと米運用会社Cambridge Associatesが実施した先行研究において、サステナビリティを考慮する森林マネジメント会社が、そうでない企業よりリターンが高かったことを基に、森林分野に対するインパクト投資をリターンの観点でも呼び込むことを狙っている。
今回の報告書では5つを提言。森林サステナビティを謳うファンドは増えてきているものの対象事業分野のキャッシュフローモデルが全く異なることを問題視し、ファンド定義の明確化を促すとともに、異なるリスクトランシェ毎に異なるタイプの投資家が投融資するブレンデッドファイナンスを推進した。また、環境NGOとのパートナーシップや、サプライチェーンの異なるステージの企業に投資することによる事業の垂直統合の促進、アセットオーナーと機関投資家の対話向上を挙げた。
【参照ページ】NEW REPORT: THE GIIN IDENTIFIES COMPELLING OPPORTUNITIES IN THE GROWING FORESTRY-FOCUSED IMPACT INVESTING SPACE
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