国際ESG不動産評価機関GRESB(グローバル・リアルエステイト・サステナビリティ・ベンチマーク)と健康ビルディングWELL認証管理団体米IWBIは7月30日、GRESB不動産評価認証とIWBIの各認証の整合性を整理したドキュメントを共同発表した。世界的に存在感の大きい2大不動産評価機関が、両者のアセスメントの手法の共通性や違いを可視化した。
今回、整合性分析の対象となったのは、GRESBの2020年不動産評価認証とIWBIのWELL v2パイロット認証。WELL認証が不動産の健康・ウェルビーイング面に特化した評価手法を開発しているのに対し、GRESBは近年、ESG全域をカバーする方向に進化してきている。
分析の結果、WELL v2パイロット認証は、GRESB不動産評価認証80項目のうち36項目をカバーし、45%の整合性を持つことがわかった。これを受け、IWBIは、WELL v2パイロット認証での高スコアをとるための対策は、GRESBでの高スコア取得にもつながるとし、WELL認証の意義を伝えた。また、同様に、GRESB認証で高スコアを取得している場合も、IWBIでの高スコア獲得が期待できるとし、双方の認証を取得するようすすめた。
【参照ページ】IWBI and GRESB Deliver Report Demonstrating Alignment Between WELL and GRESB 2020
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