米化学ニュースメディアChemical Weekは11月19日、新設した化学業界の「サステナビリティ・アワード」の2020年受賞企業を発表した。約40社から75の応募があり、最終的に3社の3プロジェクトが表彰された。業界の専門家13人が審査員となった。
今回受賞したプロジェクトは、製品、イニシアチブ、プログラムの3つの部門で表彰された。
ベスト・サステナブル・製品
ダウ・ヨーロッパ「RENUVA」
RENUVAは、廃棄された絨毯からポリウレタンを回収し、リサイクルした再生ポリウレタンを原料とする絨毯。複雑な繊維を編み上げる絨毯は従来リサイクルが難しく、基本的に焼却処分されていたが、絨毯でのサーキュラーエコノミー化を実現した。
ベスト・サステナブル・製品
ダウ・ヨーロッパ「RENUVA」
RENUVAは、廃棄された絨毯からポリウレタンを回収し、リサイクルした再生ポリウレタンを原料とする絨毯。複雑な繊維を編み上げる絨毯は従来リサイクルが難しく、基本的に焼却処分されていたが、絨毯でのサーキュラーエコノミー化を実現した。
ベスト・サステナブル・イニシアチブ
ブラスケム「さとうきび原料の植物由来ポリマー」
植物由来の高品質のポリマーをさとうきびを原料に生成することに成功。世界最大のバイオポリマー素材メーカーとして二酸化炭素排出量の削減に貢献。
ベスト・サステナブル・プログラム
DSM「サステナビリティやサーキュラーエコノミーを企業DNAと製品ポートフォリオ、経営戦略に導入」
DSMの樹脂及び機能素材は「疑惑の化学物質」というイメージを払拭し、さらに水、植物、パウダー、UV関連のサステナビリティ観点の技術を開発。サステナビリティ基準と整合性のない溶媒事業も売却。
【参照ページ】Braskem, Dow Europe, Royal DSM emerge on top at Chemical Week sustainability awards
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