資源世界大手豪BHPは2月7日、製鉄のカーボンニュートラル化に関する研究を支援するため、協働している英ニューカッスル大学ニューカッスル・エネルギー資源研究所(NIER)の製鉄材料研究センター(CIMR)に対し、追加で1,000万豪ドル(約8億円)を拠出すると発表した。
BHPは2019年7月、自社事業及び資源利用時の二酸化炭素排出量を削減するための技術開発プログラム「Climate Investment Program」に4億米ドル(430億円)投資すると宣言。今回のアクションもその一環。
【参考】【イギリス・オーストラリア】BHP、気候変動対策に430億円投資。経営陣報酬とCO2削減も連動(2019年7月25日)
今回の資金は、鉄鉱石と原料炭を活用した高炉製鉄のカーボンニュートラル化に関する研究プログラムに充当。水素還元製鉄に加え、新たな低炭素製鉄技術の研究も進める。さらに今後5年間にわたり、次世代の博士号取得研究者やエンジニアの育成も支援する。
BHPとニューカッスル大学、英ニューカッスル市は、1957年に鉄鋼の共同研究を開始。2010年に開設されたCIMRは、製鉄プロセスにおける鉄鉱石と原料炭活用に関する研究を行ってきた。
【参照ページ】BHP extends low carbon steel research partnership with the University of Newcastle
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