スペイン通信大手テレフォニカは3月22日、修理、再利用、リサイクルを通じ、2030年までに廃棄物ゼロを達成する目標を発表した。
同社は、携帯通信事業者の業界団体GSMAが進めるネットワーク機器のサーキュラーエコノミー化戦略に整合し、2025年までにネットワーク機器の100%再利用、再販、リサイクルすることにコミット済み。今回発表の目標も、自社事業、サプライヤー、顧客の3分野に注力する同社サーキュラーエコノミープランの一環。
国際環境NGOの世界資源研究所(WRI)によると、毎年1,000億t以上の鉱物資源、生物資源、金属資源、燃料資源が消費されているという。この量は、地球が1年間で再生可能な量を超えており、リサイクルや再利用されている資源も8.6%に過ぎない。
テレフォニカは今回、具体的なコミットメントとして2024年までに顧客から回収したルーター、デコーダー等の固定機器の90%の修理、再利用を標榜。2025年までには、購入時に参照する電子機器のサーキュラーエコノミー基準の導入や、同社ブランドの新機器全てへのエコデザイン基準の導入も進める。
また同年までにネットワーク機器を対象に、2030年までには同社全体を対象に、埋め立て廃棄ゼロ達成を目標に設定。携帯電話の修理件数では、年間50万台を目指す。
【参照ページ】Telefónica presents its Circular Economy Plan in line with the GSMA strategy
【画像】Telefónica
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