
欧州パイプライン大手ノルド・ストリームは7月1日、ロシアとドイツをつなぐ天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム1」を、7月11日から21日まで定期メンテナンス作業に入ると発表。実際に7月11日からガス供給が止まった。
ロシア政府系エネルギー大手ガスプロムは6月15日、天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム1」を通じてドイツに送るガス輸送量が6月16日から通常の約60%減になると表明。欧州全域でエネルギー価格が大きく高騰した。
【参考】【ヨーロッパ】ロシア、ノルド・ストリーム1のガス供給を大幅減。ドイツは石炭火力再稼働へ(2022年6月20日)
EU理事会は6月27日、EU加盟国でガス備蓄を強化するルールを決定。冬に備えてガス備蓄を増やす矢先に、ガス供給が大幅に止まったことになる。欧州では、ノルド・ストリームは7月21日を超えても定期メンテナンスを続けるとの見方もあり、警戒感が高まっている。ドイツ政府関係者によると、ドイツ全土の現在のガス備蓄率は63%だが、停止が長期化すれば、冬までに100%に貯める計画が厳しくなるおそれもあるという。
【参考】【EU】EU理事会、再エネ割合40%への引上げで合意。データセンターも省エネ対象(2022年6月28日)
ドイツは現在も天然ガスの30%をロシアに依存しており、ドイツを経由して、オーストリア、イタリア、チェコ等の近隣諸国もノルド・ストリーム1からのガスを活用している。ドイツでは、価格高騰に耐えきれず、エネルギー大手ユニパーがドイツ政府に救済を要請。ドイツは、ガス緊急警報レベルを3段階のうち第2段階まで引き上げ、政府が積極的に業界を支援できる体制を構築したが、ユニパーとの交渉は難航している模様。第3段階まで引き上げられれば、ドイツでは政府がガスを直接配給できるようになる。
【参照ページ】Annual Maintenance Works of Nord Stream Pipeline will be performed in July 2022
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