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【アメリカ】政府、沿岸レジリエンス強化に5年間で4,100億円。グリーンインフラ重視

 米バイデン政権は6月29日、気候変動への対応力と沿岸レジリエンスとインフラの強化で、インフラ投資・雇用法に基づき、米海洋大気庁(NOAA)へ5年間で30億米ドル(約4,100億円)の予算を発表した。

 今回の発表は、沿岸地域における気候変動や異常気象に対するレジリエンスを高めるためのもの。グリーンインフラや自然を軸とした解決策(NbS)に資金を投じ、最適化することが狙い。

 今回の発表では、「気候データとサービス」「気候に適応した海岸」「漁業と保護資源」の3つのイニシアチブをサポートし、各イニシアチブが支援プロジェクトを募集し資金提供を行う。金額はそれぞれ、14.7億米ドル(約2,000億円)、9億米ドル(約1,250億円)、5.9億米ドル(約817億円)。現在、来年度の支援プロジェクトに関する申請を募集中。
 
 さらに、沿岸地域のレジリエンスと保全に向けた地域主導の取り組みを支援し、2030年までに国内の土地と水域の30%を保全、回復を目指す予算10億米ドルの「アメリカ・ザ・ビューティフル・チャレンジ」の推進にも貢献するとした。

【参考】【アメリカ】バイデン政権、超党派インフラ法予算で農村地域インフラ大規模増強。数千億円規模(2022年4月13日)

【参照ページ】Biden Administration Announces Historic Coastal and Climate Resilience Funding

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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