国連持続可能な保険原則(PSI)は7月3日、国連教育科学文化機関(UNESCO)、世界自然保護基金(WWF)とパートナーシップを締結し、世界遺産を保護にコミットする共同宣言を発表した。保険業界が世界遺産保護でコミットメント宣言を行うのは今回が初。
同共同宣言は、保険業界のリスクマネジメント、保険事業、投資事業において、世界遺産にダメージを与える企業活動やプロジェクトに投資及び保険引受する行為を予防または関与するリスクを削減するため、様々なアクションを誓った。まず、業界の知見をあげるため、ステークホルダーと連携し、データや情報収集を行う。さらに、保険提供企業、投資先企業、各国政府に対し、世界遺産保護の重要性を働きかけていく。また、今後、業界の原則、方針、フレームワーク、ガイドライン等を策定する。
現在、世界には約1,100の世界遺産がある。しかし、そのうち半数は、資源採掘、違法な森林伐採、漁業乱獲、水の持続可能でない消費、巨大なインフラ事業等によって破壊されつつあるという。
【参照ページ】World’s insurers launch commitment to protect World Heritage Sites
【宣言】Protecting our world heritage
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