食品世界大手米モンデリーズ・インターナショナルは9月19日、ガーナに管理職15人を派遣した。同社は、カカオの持続可能な生産を構築するプロジェクト「Cocoa Life」を展開しており、今回、従業員のスキル交換プログラム「Joy Ambassadors」として2週間現地に派遣し、現地のカカオ農家が直面している状況や課題に対する知見を高めるとともに、派遣社員も現地農家にビジネススキルを伝授する。
今回のプログラムに選ばれた15人は、米国の他、カナダ、ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、英国、ブルガリア、フィリピンの管理職が選出された。本社のある米国だけでなく、世界各地の従業員を同様に扱う点が、グローバル企業としての迫力を伺わせる。選出された管理職の部門も、経営企画、戦略、人事、マーケティング、R&D、法務、サプライチェーン、品質管理、調達、税務等非常に幅広い。日本企業だと、CSR部門の担当者のみを出張させたりしそうなものだが、モンデリーズは各部門の責任者を大胆に2週間派遣する。
派遣先では、実際の収穫作業を支援したり、現地での重要なステークホルダーとの対話、学校でのボランティア等に従事する。さらに、現地農家に対するビジネス研修も担当する。
同社の「Cocoa Life」プロジェクトは2021年に発足。2022年までに4億米ドル(約450億円)を投じ、20万人以上のカカオ農家を支援し、100万人以上の地域社会に良い効果をもたらす。活動国は、コートジボワール、ガーナ、インドネシア、インド、ドミニカ共和故国、ブラジル。
【参照ページ】Mondelēz International Employees Journey to Cocoa Life Communities for Skills-Exchange Mission
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