コーヒーチェーン世界大手米スターバックスは10月9日、米国のアルバイト社員の育児・介護を支援する制度を開始すると発表した。ベビーシッターや介護者を手配できる企業サービス「Care@Work」のプレミアム会員資格費用を全額スターバックスが負担する。費用は年間約150米ドル(約1.7万円)。現在、米国のアルバイト社員は約18万人。Care@Workは米care.comが提供。
スターバックスはすでに、従業員福利厚生プログラムを通じた精神保健給付や 有給育児休暇制度を提供している。さらに2018年初めには、アルバイト社員とその家族の疾病時に利用できる有給傷病休暇制度を導入していた。
今回のCare@Workプレミアムサービスでは、年に10回まで、育児・介護のケアを時給1米ドル(約110円)で手配、もしくは託児所に1日5米ドル(約550円)で子供を預けられる。さらにアルバイト社員は、介護に役立つ情報や、長期介護に関する住宅、資金、法的懸念の専門ガイダンスも無料で受けられる。
米政府統計では、2016年には200万人が育児を理由に退職。高齢者介護の負担も増えてきている。公共政策研究所(AARP)の報告によると、現在米国では5人に1人が高齢者介護を抱えており、約70%が介護のために休暇をとったり、仕事の調整をしなければならないと答えている。
【参照ページ】New Starbucks benefit offers backup child and adult care
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