科学者の国際環境NGO「科学者NGOの憂慮する科学者同盟(UCS)」は10月17日、化石燃料資源大手8社の気候変動対応状況を分析したレポート「The 2018 Climate Accountability Scorecard」を発表した。同調査は2016年に初実施し、今回が2回目。誠実に向き合っている企業は皆無だと評した。
同調査では、4観点全28指標で8社を分析。4観点は「偽情報」「事業計画」「ポリシー」「情報開示」。対象となった8社は、BP、シェブロン、コノコフィリップス、エクソンモービル、ロイヤル・ダッチ・シェル、アーチ・コール、コンソル・エナジー、ピーボディ。
ポリシーと情報開示では、コノコフィリップスが「Good」評価を獲得する等良い結果も出たが、気候変動科学や対する情報を欺く「偽情報」では、シェブロン、エクソンモービル、コノコフィリップスの3社が「Egregious(最悪)」の評価、その他5社も「Poor(ひどい)」となった。「事業計画」では、石炭大手アーチ・コール、コンソル・エナジー、ピーボディの3社が「Egregious(最悪)」だった。
【参照ページ】The Climate Accountability Scorecard (2018)
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら