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【国際】PRI代表、エクソンモービルの消極的な気候変動対応を批判。ガバナンスにも懸念表明

 国連責任投資原則(PRI)のフィオナ・レイノルズ代表は5月15日、エクソンモービルが気候変動問題で投資家と対話しようとしない姿勢を強く批判する声明を発した。ロイヤル・ダッチ・シェル、BP、エクイノール等が積極的に対話に応じていることを引き合いに出し、投資家に対しエクソンモービルへのエンゲージメントを強めるよう檄を飛ばした。

 同氏は、気候変動問題への対応のためには、投資家が石油・ガス業界に対し気候変動緩和に向け働きかけをすることは優先度が高いと改めて指摘した。PRI等は、今年の株主総会でエクソンモービルに対し気候変動対応の強化を求める株主提案を行ったが、エクソンモービルの経営陣が反対し、最終的に米証券取引委員会(SEC)によって株主提案が取り下げられることとなっていた。

【参考】【アメリカ】SEC、エクソンモービル株主の気候変動提案を却下。PRIらエンゲージメント続ける(2019年4月8日)

 まだ同氏は、気候変動対応のためには、コーポレートガバナンスの強化も必要との見方を強調した。気候変動対応へ消極的な取締役に対しては再任決議に反対する投資家が増えているという最近の動向を示し、暗にエクソンモービルのコーポレートガバナンスに関する懸念を投資家に対し発信した。

【参照ページ】Engaging Exxon: investors’ role in mitigating climate change

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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