
金融世界大手英HSBCの英国銀行法人は6月24日、英国で現代奴隷やヒューマントラフィッキングの被害に合った犠牲者に対する銀行口座開設プログラム「Survivor Bank」を開始した。金融インクルージョンの一環で、社会的弱者の生活再建を支援する。同様の施策は英国発という。
今回のプログラム対象者は、英政府の現代奴隷登録制度「National Referral Mechanism」に登録されている人が対象となる。同社は対象者を発掘するため、英政府機関や慈善活動団体と連携する。銀行口座開設では通常、住所やパスポート等のIDが必要となるが、現代奴隷被害者等は、住所やパスポートを保持していないことが多く、銀行口座を解説できないでいた。
施策実施では、2018年6月から2019年3月まで、スコットランドのグラスゴーと、イングランドのノッティンガムで試験導入をし、24人が口座を開設できた。今後はまず需要が高いと思われるロンドン、バーミンガム、マンチェスター島の都市部から開始。同社に専任スタッフ18人を配置した。今後は海外にも同様の施策を展開する考え。
英国だけでも現在現代奴隷が13.6万人いるといわれている。2018年だけでも7,000人が現代奴隷登録を行った。
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