Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】ESG投資は投資パフォーマンスが高い。モルガン・スタンレーのファンド1万本分析結果

 金融世界大手米モルガン・スタンレーは8月6日、ESG投資はリターンを損なわず、リスク低減に資するという分析結果を発表した。同調査では、モーニングスターが持つ2004年から2018年における取引所での取引とオープンエンド型ミューチュアルファンドに関するデータを活用。ファンド10,723本を分析対象とした。

 同調査では、ESG投資ファンドと従来型ファンドとの間でリターンに、大きな統計的差異は認められず、「ESG投資はリターンを損なう」という古くからある仮説を否定するものとなった。一方、ESG投資ファンドは、調査対象期間において、一貫して、従来型ファンドより20%も下振れリスクが小さいことがわかった。例えば、市場に大きな混乱のあった2008年、2009年、2015年、2018年に着目すると、下振れリスクが著しく小さかった。さらに米国で株価が急落した2008年については、ほぼ全てのファンドでリターンがマイナスとなったが、ESG投資の中央値は従来型ファンドに比べて1.39%アウトパフォームした。

 モルガン・スタンレーによると、投資家全体の53%が、特にミレニアル世代の投資家では59%が、ESG投資はリターンを損なうと思っているという。しかしそれでも2017年の調査では、米国投資家のうち75%がESG投資に興味をもっているという結果も出た。米国の現在のESG投資割合は25%ほど。今回の結果により、経済合理性がさらに明らかになったことから、米国でのESG投資は進みそうだとしている。

【参照ページ】Sustainable Investing's Competitive Advantages

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。