アパレル世界大手仏ケリング傘下グッチのMarco Bizzarri社長兼CEOは11月22日、全セクターのCEOに対し、公開書簡を発表。気候変動対策の戦略導入等の早急なアクションを求めるイニシアチブ「CEO Carbon Neutral Challenge」への参画を呼びかけた。
同氏は、企業の二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みやイノベーション創出は、排出量緩和に繋がっていないと指摘。テクノロジーの発達を待つのではなく、迅速にポジティブインパクトに繋がるアクションを起こす必要性を訴えた。
具体的な対応としては、まず二酸化炭素排出の回避、削減、貯留を行うべきだと提案。最終的には、途上国の森林保全を支援する「REDD+」のような取り組みを通じ、サプライチェーン全体での排出量(スコープ1、2、3の合計)を自然界の二酸化炭素吸収でオフセットすべきだとした。REDD+の支援は、生物多様性の回復だけでなく、地域コミュニティの便益にも繋がると強調した。
【参照ページ】CEO CARBON NEUTRAL CHALLENGE
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