投資運用世界大手米ブラックロックは1月9日、気候変動分野での機関投資家集団的エンゲージメント・イニシアチブ「Climate Action 100+」に参加したと発表した。ブラックロックは運用資産約7兆米ドル(約7500兆円)で世界最大の運用会社。同社は9月、気候変動での投資先エンゲージメントに熱心でないと批判されていた。
【参考】【国際】投資運用大手21社の2019年気候変動株主提案への賛否分かれる。majority action分析(2019年9月22日)
【参考】【国際】機関投資家団体Climate Action 100+、初の進捗レポート発行。約110社が長期削減目標策定(2019年10月8日)
同社の広報担当は今回、気候変動が投資ポートフォリオに与えるインパクトは急速に増加しており、重要課題でのエンゲージメントを加速することにしたと説明した。
ブラックロックは、ESGインデックスを用いたパッシブ運用を強化しており、同種のETF市場は、2018年の250億米ドルから、2028年までに4,000億米ドルにまで15倍以上に拡大すると見通している。同社のESGパッシブ運用残高は500億米ドルで、まだ全体の0.8%を占めるに過ぎない。ESG投資を加速している背景には、運用委託元のアセットオーナーがESG投資に傾斜しているためと指摘されている。
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