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【EU】加盟国当局、GDPR施行から違反企業に合計140億円の罰金命令。前年より増加

 EU加盟国のデータ保護監督当局は1月12日までに、EU一般データ保護規則(GDPR)違反で、合計1.14億ユーロ(約140億円)の罰金を科していたことがわかった。英法律事務所が分析した。

 今回の発表は、英法律事務所DLA Piperが1月20日に発表したもの。GDPRは2018年5月25日に施行されており、今回の統計は、それ以降の累計金額。罰金金額の国別統計では、多い順に、フランスが5,100万ユーロ、ドイツが2,450万ユーロ、オーストリアが1,800万ユーロ。また違反件数では、多い順に、オランダが40,647件、ドイツが37,636件、英国が22,181件。

 違反検挙の1日当たり平均件数は、施行開始の2018年5月27日から2019年1月27日までが247件。それに対し、2019年1月28日から2020年1月27日までが278件となり、12.6%増加した。同発表日は1月20日であるが、1月27日までの統計が先に計算できたことについては説明はなかった。

 まだ最終判断は下されていないが、英国では英情報保護当局の情報コミッショナー事務局(ICO)が2019年7月、英航空大手British Airways(BA)に1億8339万ポンド(約250億円)の制裁金を科すことを検討している。ブリティッシュ・エアウェイズの親会社IAGに対し、2017年の売上の1.5%に相当する1.83億ポンド(263億円)の罰金が検討されている。科されるとGDPR上、過去最大の罰金額となる。GDPRでは、最高年間売上の4%までの罰金を科すことができるが、不服とする裁判をおそれ、当局の罰金額はそれ以下に抑えるような運用が見られるという。

【参照ページ】DLA Piper GDPR Data Breach Survey 2020
【参照ページ】Intention to fine British Airways £183.39m under GDPR for data breach

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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