地球環境戦略研究機関(IGES)は1月30日、日常生活での消費や行動が気候変動に与える影響を推定したレポートの日本語要約版を発表した。ライフスタイル全体のでカーボンフットプリントを算出した。日本では、石炭火力発電電力の消費、肉類の消費、自動車移動が二酸化炭素排出量を押し上げていると示された。
(出所)IGES
今回のレポートは、IGESが、フィンランド・アールト大学およびD-matと共同で、2019年2月に英語で発表したレポート「1.5-Degree Lifestyles – Targets and Options for Reducing Lifestyle Carbon Footprints」の日本語要約版。日本、フィンランド、中国、ブラジル、インドの平均的な暮らしでの二酸化炭素排出量を算出し、気温上昇を1.5℃に抑えるために必要な水準との差を炙り出した。
5カ国の比較では、経済発展した日本とフィンランドが非常に多い。逆に言えば、中国、ブラジル、インドでは、先進国並みの生活になれば、現状のままでは大幅に二酸化炭素排出量が増えていくことが予想される。2050年水準に対し二酸化炭素排出量が著しく大きいフィンランドや日本の生活スタイルで、今後どのように削減していけるかが重要となる。
【参照ページ】1.5℃ライフスタイル ― 脱炭素型の暮らしを実現する選択肢 ― 日本語要約版
【参照ページ】1.5-Degree Lifestyles: Targets and options for reducing lifestyle carbon footprints
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