ノルウェー政府は2月7日、パリ協定に基づき提出している自主的削減目標(NDCs)を引き上げ、2030年までに1990年比50%、できれば55%削減することに上方修正。気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局に公式に提出した。
パリ協定は5年毎にNDCsの再提出が義務付けられており、2016年にパリ協定が発効してから最初のNDCsの提出期限が2020年となっている。ノルウェー政府は、これまでEUに合わせ2030年までに1990年比40%削減が公式目標だった。その後、EUが欧州グリーンディール政策の中で、2030年までに1990年比50%、できれば55%削減を表明したことに合わせ、ノルウェー政府も目標を引き上げることにした。
但し、EUが予想に反して目標を最終的に引き上げなかった場合、ノルウェー政府の目標引き上げ分は、パリ協定第6条下でEU域外での自発的協力にアクセスできることが前提となるとの条件をつけた。
【参照ページ】Norway steps up 2030 climate goal to at least 50 % towards 55 %
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