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【デンマーク】カールスバーグ、4年間でCO2を30%減。石炭火力から再エネへの転換が奏功

 飲料世界大手デンマークのカールスバーグは2月7日、二酸化炭素排出量を2015年比30%まで削減し、同社サステナビリティ目標「Together Towards Zero」に向け順調に進捗していると発表した。

 同社は2020年までに、100%再生可能エネルギーでの調達を行う目標を掲げており、現時点では電力利用56%、エネルギー利用全体で24%まで達成している。太陽光発電を導入した西欧の醸造所29ヶ所では、100%再生可能エネルギー調達を実現済み。

 一方、石炭火力発電に関しては、2017年以降、醸造所13ヶ所での利用を制限することで、2015年比11%減。2020年中にインドとポーランドの醸造所でも石炭火力発電からの転換を図るとした。

 また、包装、成分、冷却におけるカーボンフットプリント削減に向け、サプライヤー10社との二酸化炭素削減パートナーシップを締結。2018年にはマルチパック包装を接着剤で代替する「Snap Pack multipack solution」を、2019年には、紙製ボトル開発会社Pabocoと協働し、初となる紙製ボトル「Green Fibre Bottle」を発表した。

【参考】【デンマーク】カールスバーグ、世界初紙製ビールボトル「グリーンファイバーボトル」の試作品発表。CO2削減(2019年10月15日)

 同社は水利用に関しても、2030年までに水消費量2015年比50%削減を掲げており、すでに12%削減を達成。世界自然保護基金(WWF)と協働実施する水リスクアセスメントを再度実施し、2020年計画に組み込む。今後、デンマークのフレゼレシア醸造所における水再利用技術への投資も行い、醸造所での水消費量を1.4hLから2.9hL削減するとした。

 その他にも、アルコールフリー飲料の醸造量は2015年比38%増加や事故発生数の削減も実施した。

【参照ページ】Carlsberg Group cuts carbon by 30% since 2015 in good sustainability progress

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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