飲料世界大手英ディアジオは12月16日、同社アルコール飲料ブランド「スミノフ」「ゴードンズ」「ベイリーズ」「キャプテン・モルガン」で、英国販売製品に、アルコールに伴う健康懸念を伝えるラベルを自発的に貼付すると発表した。同様の取り組みは、英アルコール企業で初。
今回のラベルは、「アルコールは健康を害するおそれがある」という文言ともに、健康情報を掲載したウェブサイト「DRINKiQ.com」へのリンクも貼る。ラベルは現在生産中で、2021年初頭から、スミノフの70clと1Lのボトル及びゴードンのピンクジンの1Lのボトルに表示し、ベイリーズとキャプテン・モルガンにも展開する。アルコール製品の既存の在庫が捌け次第、順次英国販売の全アルコール・ブランドで新ラベルに切り替える。
「DRINKiQ.com」のウェブサイトでは、アルコール消費に関する追加情報を掲載し、正しいアルコール飲料と飲み方や対処方法等を説明する。例えば、世界保健機関(WHO)のアルコール使用障害識別テスト(AUDIT)に基づくセルフチェックテストも提供。消費者は、有害なレベルで飲酒していないかを認識でき、リスクがある場合、医療サービスからの詳細情報を確認できる。
セルフチェックテストの他には、責任ある飲酒に関する重要性の伝達を目的としたクイズが16カ国後で利用可能。精神的健康と身体的健康に主眼を置いた、飲酒に関する最新の政府ガイダンスも掲載されている。
同社は、2030年までにポジティブ・インパクトを創出する目標「Society 2030」を設定済み。同目標の中でも、「ポジティブな飲酒の促進」は中核となる3分野のうちの一つ。未成年者の飲酒、飲酒運転、大量飲酒の防止に関する段階的な変革に取り組んでいる。
【参照ページ】Diageo rolls out new guidance on labels of iconic brands in UK
【参照ページ】DRINKiQ.com
【画像】Diageo
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