飲料大手米キューリグ・ドクター・ペッパーは4月22日、主力コーヒーメーカー「K-Mini」シリーズで、筐体に再生プラスチックを含有した成果を発表。2020年だけでバージンプラスチック消費量を453t削減できた。
同社は、「K-Mini」では再生プラスチック含有率を25%にまで向上。「K-Mini Plus」の含有比率は、2020年のアクション当初から15%ポイントも改善し、現在50%となっている。
さらに、同社飲料ブランド「スナップル」及び「CORE」の500mlボトルでは、100%リサイクル再生PET(rPET)を実現。同社は、2025年までに包装・容器を100%リサイクル可能または堆肥化可能にし、商品ポートフォリオ全体での使用済みプラスチック割合を30%にする目標を掲げており、今回のアクションもその一環。
同社は、持続可能な包装・容器において、再利用化は不可欠と説明。同業他社や米国飲料協会と協働し、2020年には、ポリプロピレン(PP)回収・リサイクル推進イニシアチブ「Polypropylene Recycling Coalition」や「Every Bottle Back(EBB)」を発足した。
【参考】【アメリカ】環境NGO、ポリプロピレンのリサイクル・イニシアチブ発足。消費財や化学大手が参画(2020年7月13日)
同社は、同イニシアチブ発足後、米国の素材リサイクル工場に約300万米ドル(約3億円)を助成。ポリプロピレン(PP)の分別と、消費者教育を支援した。これにより、同国消費者の再生ポリプロピレンへのアクセスを3%改善することを狙う。EBBでは初年度、1,000万米ドル(約11億円)を投資。米国11コミュニティでプロジェクトを展開し、今後10年間でリサイクル再生PET(rPET)30万tを回収し、容器製造に利用する。
【参照ページ】Keurig Dr Pepper Advances Circularity Mission by Reducing Use of Virgin Plastic in K-Mini Brewers by Over One Million Pounds
【画像】Keurig Dr Pepper
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