花王とユニリーバ・ジャパンは5月18日、日用品のプラスチック容器・包装のサーキュラーエコノミー化に向けた協業を発表した。日用品のボトル容器をボトル容器にリサイクル「ボトルtoボトル」の水平リサイクルの仕組みを構築しにいく。
今回両社は、「日本の日用品においては、メーカーによって使用しているプラスチック素材が異なること、使用済み容器を素材別に分別回収する仕組みがないこと、プラスチックの品質劣化を防ぎながらリサイクルする技術が確立されていないことなどから、多くの容器が再び容器へとリサイクルされていないのが実情です」と現状を吐露。自らリサイクル体制を構築しにいく必要性に言及した。
両社今回、第1弾のアクションとして、東京都東大和市で6月1日から日用品の使用済み容器を回収する「みんなでボトルリサイクルプロジェクト」を発表。使用済み容器の分別回収の仕組みの検討、リサイクル技術の検証を進める。また、経済産業省が主導する「CLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)」でも同プログラムの成果を積極的に発信し、社会全体のアクションに昇華させていく考え。
【参考】【日本】経済産業省、プラスチック代替素材開発の企業アライアンス正式発足。159社・団体参加(2019年1月23日)
【参照ページ】ユニリーバ・ジャパン、花王が協働回収プログラム
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